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平成19年2月、愛媛大学は文部科学省の「グローバルCOEプログラム」に応募しました。その選考結果が6月15日に公表され、本学申請のプログラム「化学物質の環境科学教育研究拠点」の採択が日本学術振興会より内示されました。
「グローバルCOEプログラム」は、平成14年度から開始された「21世紀COEプログラム」の評価・検証を踏まえ、その基本的な理念を継承しつつわが国の大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、世界最高水準の研究基盤の下で世界をリードする創造的な人材育成を図るため、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援し、国際競争力のある大学づくりの推進を目的とする文部科学省の事業です。初年度は111大学から281件の申請がありましたが、採択されたのは30大学63拠点で4.5倍の競争率でした。なかでも、本拠点が応募した「学際・複合・新領域」は、競争率8.8倍の激戦でした。また、中四国では10大学から30件の応募がありましたが、採択されたのは愛媛大学と鳥取大学の2拠点のみというきわめて厳しい選考結果でした。さらに、愛媛大学の申請は63拠点中とくに優れた重点配分11拠点に選定され、初年度は約4億5千万円の補助金が交付されるなど地方大学としては異例の高い評価をいただきました。
今回採択された「グローバルCOEプログラム」は「21世紀COEプログラム」と同様に沿岸環境科学研究センター(CMES)を中核に組織・運営され、同センターの教授、田辺信介が引き続き拠点リーダーを務めます。生物環境試料バンク(es-BANK)や海外学術交流研究機関ネットワークなど、CMES設立(1999年)以来整備、育成してきた貴重な教育研究基盤を一層充実させて有効に活用し、環境科学を志す若手研究者が挑戦するに相応しい環境化学の創生を目標とします。すなわち「環境化学の学際化」をめざして、世界トップレベルの教育研究拠点をわが国およびアジアの若い研究者と協力して構築したいと考えています。
愛媛という地方の一角で世界トップレベルの環境学の先端研究が推進され、教育が受けられることは、地域のあるいは途上国の若手にとってもきわめて意義深いことです。世界に飛翔し活躍できる若い研究者をグローバルCOEプログラムでまた愛媛の地で育成することは、「地域にあって輝く大学」、「地域から世界に発信する先端学術の創生」など愛媛大学の中長期目標の実現に貢献できると考えています。また、愛媛大学進学をめざす地域の高校生にも、すばらしい機会を提供できると確信しています。
平成19年度から5年間、目標達成に向け、また各界の期待に応えられるよう人材育成と先端研究に邁進する所存ですので、関係各位の御指導と御支援をよろしく御願い申し上げます。
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