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平成20年5月26日(月)沿岸環境科学研究センターが科学技術開発庁海洋環境調査技術研究センター(インドネシア)と学術交流協定を締結しました。
科学技術開発庁海洋環境調査技術研究センター(BPPT)は,インドネシア政府の中心的な研究センターです。1974年(昭和49年)に設立され,現在約100人のメンバーによって構成されており,海洋物理・海洋生物・海洋汚染・水産増養殖等の研究を行っています。BPPTでは,保有する4隻の大型調査船や船舶係留施設を活かし,沿岸~外洋に至る広域の海洋環境調査を展開しています。
沿岸環境科学研究センター(CMES)とBPPTとの交流は,平成9年に愛媛大学農学部の田辺信介教授(当時)がインドネシア政府派遣留学生を受け入れたことを契機に開始されました。そして,有害物質による海洋汚染,水産増養殖等の研究テーマを中心に多くの共同研究を展開してきました。平成14年度~平成17年度にBPPTの協力を得て,「東南アジアの海面養殖における漁場管理と環境保全」に関わる研究(科学研究費補助金,研究代表者:武岡英隆教授)を実施した実績もあります。この他,環境調査,研究打合せ,情報交換等で研究者や学生が相互訪問した実績は10回を越えます。
以上の交流実績があることに加え,CMESの先端技術や先端研究およびBPPTの優れた研究基盤やインドネシア周辺の自然環境条件に相互の研究者が強い興味をもっていることから,両センター間で研究教育に関する協定締結が具体化しました。
インドネシアは長大な海岸線を有し,多様な生態系と生物資源に恵まれている一方で,大規模な港湾や工業地帯が存在するなど,途上国の典型的な自然環境と人工環境があり,開発と保全の矛盾を孕んだ人間活動・産業活動が営まれています。協定締結により,途上国に関連した海洋科学や環境科学の新たな研究教育の展開が予想され,CMESの目標の一つである途上国の沿岸環境科学研究の拠点化にも大きな効果的が期待できます。
また,学術調査・シンポジウム・セミナー・技術研修を目的とした研究者や学生の相互訪問,留学生の受け入れ等の活発化や,海洋科学・環境科学分野における愛媛大学の存在と貢献が一層認知されることも期待できます。さらには,グローバルCOEプログラムの円滑な遂行にも大きな効果をもたらすでしょう。平成20年10月には、BPPTから愛媛大学理工学研究科アジア環境学特別コースに2人の学生を受け入れる予定です。
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