活動報告
博士課程1年 宋準栄さんが 国際シンポジウム Interdisciplinary Symposium on Environmental Sciences で  Best Poster Awardを受賞!
  
報告   宋 準榮は、愛媛大学大学院理工学研究科に所属する博士課程1年生で、海洋生態系に存在する化学物質の魚類免疫系への影響を中心に研究を進めている。特に“化学物質汚染は感染症を誘発するのか?”という環境科学分野で強く関心が持たれている課題を博士論文のテーマとしている。現在、宋はタンカー事故等によってもたらされる重油汚染に着目し、魚類免疫系に与える影響を解析している。これまでの研究により、重油を曝露したヒラメにおいてIgMやMHC class IIをはじめとする免疫関連遺伝子が抑制されることを分子生物学的な手法で明らかにした。加えて、曝露海水およびヒラメの肝臓中の多環芳香族炭化水素(PAHs)およびアルキル化PAHsの濃度を解析し、低分子量のPAHsは魚体内に取り込まれやすく分解されにくいことを解明した。これらの成果は2008年11月に本学で開催されたG-COEシンポジウムInterdisciplinary symposium on Environmental ScienceにおいてAnalysis of Immune-system Related Gene Expression Levels in Japanese Flounder Exposed to Heavy Oilのタイトルでポスター発表され、ベストポスター賞を受賞した。本発表では、これまで究明されていなかったアルキル化PAHsの魚体内濃度を明らかにしただけではなく、感染症分野と環境科学分野を融合しようとする宋の研究姿勢が高く評価された。
 
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