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報告 |
COE研究員の瀬戸繭美(愛媛大学・沿岸環境科学研究センター)は、2008年11月11-13日に愛媛大学で開催された国際シンポジウム「Interdisciplinary
Symposium on Environmental Sciences: To Establish an Asian
Network of Environmental Researchers (ANER)」にて「Best Poster
Award」を受賞した。このシンポジウムは文部科学省並びに日本学術振興会からの支援を受けている愛媛大学グローバルCOEプログラム「化学物質の環境科学教育研究拠点」によって開催された。本シンポジウムの目的は愛媛大学出身の研究者とアジア諸国からの研究者から構成されるANERを構築することであり、環境化学に関する5件の基調講演、29件の口頭発表、そして55件のポスター発表が行われ、約130人の研究者が参加した。
瀬戸は「Puzzling Out the Non-linearity in the Persistent
Organic Pollutants (POPs) - Phytoplankton Bioconcentation
Processes」と題し、光合成プランクトンによるPOPs濃縮プロセスを明らかにするためのモデル研究についてポスター発表を行った。線形微分方程式モデルから導かれた予測を4種のプランクトンの実測データについて検証した結果、溶存有機炭素の存在と化学物質の分子サイズに依存した膜透過阻害が水オクタノール分配係数の大きい物質(Kow
> 107)の濃縮に影響を与えていた。
愛媛大学グローバルCOEプログラムの構想は「化学物質の環境科学」として高度化・学際化した学問体系を構築することであり、これを目標としてアジアを先導する世界トップレベルの教育研究拠点形成に取り組んでいる。本シンポジウムはその一環として、環境問題が深刻化し、重金属や残留性有機汚染物質の主要な排出源であるアジア諸国における研究活動の促進と協調を目指して開催された。今回の国際シンポジウムはアジア圏で活躍する研究者のネットワークを再構築し、共同研究を促進・強化するための有効な機会となった。
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